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香港の600MHz帯など周波数割当に携帯電話事業者4社が参加



香港特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority:CA)は携帯通信向け周波数の割当に参加する申請者を発表した。

周波数の割当に参加を申請かつ通訊事務管理局によって参加の資格を有すると認定を受けた適格参加者はChina Mobile Hong Kong (中國移動香港:CMHK)、Hong Kong Telecommunications (HKT)、Hutchison Telephone (和記電話)、SmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)の4社である。

4社はいずれも既存の香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)で、香港特別行政区で音声通話を提供するすべての移動体通信事業者が参加することになる。

対象の周波数および帯域幅は600MHz帯が35MHz幅*2、700MHz帯も35MHz幅*2、850MHz帯が7.5MHz幅*2、2.6GHz帯が15MHz幅*2および30MHz幅*2、4.7GHz帯が40MHz幅および40MHz幅となっている。

2.6GHz帯の15MHz幅*2および30MHz幅*2、4.7GHz帯の40MHz幅および40MHz幅はそれぞれ連続していない。

携帯通信向けとしては600MHz帯および700MHz帯は完全な新規割当、4.7GHz帯は追加割当、850MHz帯および2.6GHz帯は再割当である。

周波数はオークションによって割当することが決定している。

日程は2021年10月20日と2021年10月21日に予行演習を実施し、2021年10月25日に入札を開始する。

2021年10月26日以降の日程は状況に応じて変動するため、終了日は決定していない。

通訊事務管理局は周波数の割当に伴い第5世代移動通信システム(5G)の展開の加速を期待しており、5Gの無線方式であるNR方式の導入を想定している。

NR Bandは600MHz帯がFR1のn71、700MHz帯がFR1のn28、850MHz帯がFR1のn5、2.6GHz帯がFR1のn7、4.7GHz帯がFR1のn79となる。

北米以外で携帯通信向け周波数として600MHz帯を割当する事例は香港特別行政区が初めてである。

通訊事務管理局は5Gに対応した携帯端末の選択に関する情報を掲載しており、すでに香港特別行政区では2.1GHz帯でFR1のn1、3.5GHz帯でFR1のn78、n79を1社以上の移動体通信事業者が導入しているが、2021年後半に割当する周波数でn71やn28なども導入する予定であるため、将来的に使用する周波数の対応状況も考慮するよう案内している。

そのため、対象の周波数は5Gで使用すると考えられる。

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