Rakuten WiFi Pocket 2Bに派生機種が存在、ZR03Mが技適通過

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

Rakuten Mobile (楽天モバイル)向けの中国のZTE (中興通訊)製のLTE/W-CDMA端末「ZR02M又はZR03M」が2021年6月22日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は003-210128である。

モバイルネットワークはLTE (FDD) B1/B3/B18/B19/B26, LTE (TDD) B41, W-CDMA I/XIXで認証を受けている。

無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯で認証を受けており、規格はIEEE 802.11b/g/nに対応する。

ZR02MはRakuten Mobileが発売したRakuten WiFi Pocket 2Bの型番である。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したモバイル無線LANルータで、2021年7月29日に販売を開始した。

ZR03Mは未発表の型番であるが、工事設計認証では機器名称をZR02M又はZR03Mとしてひとつの機器の扱いで認証を受けている。

そのため、ZR02MおよびZR03Mはハードウェアが共通であることが分かる。

なお、ZR02Mは3度にわたり工事設計認証を取得している。

2021年5月19日と2021年6月3日に機器名称をZR02Mとして工事設計認証を通過し、3度目となる2021年6月22日に機器名称をZR02M又はZR03Mとして工事設計認証を通過した。

ZR03MはRakuten WiFi Pocket 2Bと同等の仕様を有する派生機種となる見込みで、ハードウェアに変更の必要がない程度の変更にとどまると思われる。

製品化の時期などその他の詳細は不明である。

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