BALMUDA Phoneの一時販売停止を発表、技適関連で認証取扱業者の京セラから連絡
- 2022年01月10日
- Android関連
BALMUDAはスマートフォン「BALMUDA Phone (X01A/A101BM)」の販売を一時的に停止したと発表した。
BALMUDA Phoneには販売元がBALMUDAのX01AとSoftBankのA101BMが存在するが、いずれも一時的に販売を停止したと案内している。
2022年1月10日付けで販売を一時的に停止した事実を発表しており、製造委託先であるKYOCERA (京セラ)からの報告によって技術基準適合証明の認証で確認すべき事項の存在が判明したことが理由という。
技術基準適合証明の認証と案内しているが、スマートフォンの場合は電気通信事業法に基づく技術基準適合認定または設計認証、電波法に基づく技術基準適合証明または工事設計認証を取得する必要があり、基本的に量産のスマートフォンでは電気通信事業法に基づく設計認証および電波法に基づく工事設計認証を取得することになる。
顧客が利用する端末の各種機能には影響ないと案内しているため、電気通信事業法に基づく設計認証に関して確認事項が発生したと思われる。
電気通信事業法に基づく設計認証および電波法に基づく工事設計認証の番号は電子ラベルに表示する特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)に併記しており、それぞれADF21-0112001および005-102869となっている。
なお、X01AとA101BMは名称が異なる同一機器の扱いで、番号は共通である。
電気通信事業法に基づく設計認証は一般財団法人 電気通信端末機器審査協会(Japan Approvals Institute for Telecommunications Equipment:JATE)が認証機関で、JATEの公式ウェブサイトには情報が反映されていないが、認証取扱業者から公式ウェブサイトに情報を掲載する希望時期を確認しているため、すぐに反映されない場合がある。
電波法に基づく工事設計認証はTUV Rheinland Japanが認証機関で、2021年10月7日付けでメーカー型番のEB1073として取得し、2021年11月16日付けで型式又は名称をEB1073、A101BM又はX01Aに変更した事実を確認できる。
電子ラベルに記載する申請と製造元がKYOCERAであることから分かるように、工事設計認証を受けた者の氏名又は名称はKYOCERAで、認証取扱業者はBALMUDAではなくKYOCERAとなる。
BALMUDAが企画したスマートフォンであるが、設計や認証業務はKYOCERAが担当している。
そのため、認証取扱業者として機能するKYOCERAが確認事項を把握してBALMUDAに連絡することになった。
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