シャープ製スマホ2機種がFCC通過、ミッドレンジの製品か
- 2022年03月29日
- Android関連
SHARP製のLTE/W-CDMA/GSM端末「HRO00305」が2022年3月23日付け、「HRO00309」が2022年3月24日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはそれぞれAPYHRO00305とAPYHRO00309である。
モバイルネットワークは前者がLTE (FDD) B2/B5/B12/B17, LTE (TDD) B38/B41, W-CDMA II/V, GSM 850/1900、後者がLTE (FDD) B2/B5/B7/B12/B17, W-CDMA II/V, GSM 850/1900で認証を受けている。
また、Bluetoothと無線LANの周波数で認証を受けたほか、HRO00309はNFCの周波数でも通過している。
無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯で通過しており、規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。
いずれも未発表端末のメーカー型番で、製品種別はスマートフォンとなっている。
FCCでは仕様の一部が公表されている。
HRO00305は電池パックの型番がUBATIA310AFN2で、容量は4000mAhとなる。
HRO00309は本体サイズの長さが146.84mm、幅が70.39mm、対角線が156.15mmである。
対角線の156.15mmは約6.15インチに相当し、ベゼルを考慮するとディスプレイのサイズは約6.15インチ未満と考えられる。
それぞれNFCの対応状況が異なるため、2機種は同一のスマートフォンで納入先が異なるバリエーションではなく、異なるスマートフォンと推測できる。
無線LANの規格はIEEE 802.11axに対応しないことから、ハイエンドではなくミッドレンジの製品と思われる。
FCCでは基本的に米国で利用できる周波数に限り認証を実施するため、米国で利用できない周波数は認証を実施しない。
そのため、FCCで認証を受けた通信方式と周波数が対応する全部の通信方式と周波数ではないことに留意しておきたい。
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