ソフトバンク、5Gの人口カバー率が90%に
- 2022年04月08日
- SoftBank-総合
SoftBank Corp.は第5世代移動通信システム(5G)の人口カバー率が90%を超えたと発表した。
2022年3月末時点で5Gの人口カバー率が90%を超えたという。
これまでに、SoftBank Corp.は2022年1月末時点で5Gの人口カバー率が85%を超えたことを公表していた。
同時に2022年春頃には5Gの人口カバー率を90%まで高める目標を公表していたため、2022年3月末に目標を達成したことになる。
なお、人口カバー率は国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信が可能なエリアをもとに算出している。
SoftBank Corp.は日本政府が提唱するデジタル田園都市国家構想の実現に向けて日本全国で5Gの整備を加速しており、さらなる5Gの高度化およびエリアの拡大を推進するほか、世界レベルの5Gの構築を目指す計画である。
5Gの基地局を開設時には独自に開発したシステムを活用し、インテグレーション業務の自動化および効率化による工数の削減を実現しており、5Gの早期展開に貢献したという。
SoftBank Corp.は5Gの無線方式としてNR方式を採用しており、NR方式に準拠した5Gを2020年3月27日に商用化した。
周波数は3.7GHz帯を使用して5Gを商用化したが、2021年2月15日には5Gで700MHz帯、1.7GHz帯、3.4GHz帯の使用も開始し、さらに2021年3月19日には5Gで28GHz帯の使用も開始している。
NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、1.7GHz帯がFR1のn3、3.4GHz帯と3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257である。
1.7GHz帯ではNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装しており、3.4GHz帯ではFR1のn78に対応した端末を許容する場合がある。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は当初よりLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで運用してきたが、2021年10月1日にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2も導入した。
SoftBank Corp.は日本で最初にSA構成を商用化した携帯電話事業者となった。
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