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楽天モバイルが北陸地方で4Gを順次高速化、帯域幅を拡張へ



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は北陸地方を対象区域とする第4世代移動通信システム(4G)の基地局の包括免許に関して変更の認定を受けたことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の北陸総合通信局管内を対象区域とする1.7GHz帯の周波数を使用した4Gの基地局の包括免許は2019年8月9日付けで北陸総合通信局より受領していた。

当初は運用できる中心周波数と帯域幅が1842.5MHzの5MHz幅に限られていたが、2022年5月中旬までに包括免許の変更の認定を受けており、同一の包括免許で運用できる中心周波数と帯域幅に1835MHzの20MHz幅を追加した。

これにより、同一の包括免許に基づき開設した4Gの基地局は帯域幅を従来の5MHz幅から20MHz幅に拡張して運用することが可能となった。

なお、包括免許は個別の基地局ごとに免許を取得する必要がなく、1の免許で同一形式の複数の基地局を開設できる。

Rakuten Mobileが北陸総合通信局管内で開設した4Gの基地局はすべて包括免許に基づき運用している。

北陸総合通信局の管轄外では個別免許を取得して20MHz幅で運用する事例も多数確認できたが、北陸総合通信局管内では同様の事例はない。

包括免許の変更の認定を受けて、北陸総合通信局管内で開設したすべての4Gの基地局の帯域幅を拡張できることになる。

そのため、北陸地方では4Gの無線方式であるLTE方式で使用する帯域幅を順次拡張し、通信速度を高速化する見込みである。

北陸総合通信局は石川県金沢市に所在する総務省の地方支分部局で、富山県、石川県、福井県を管轄する。

2022年5月19日の3時までに総務省の電波利用ホームページで反映された情報を参照すると、北陸総合通信局管内でRakuten Mobileが開設した4Gの基地局数は1,198局で、内訳は富山県が448局、石川県が429局、福井県が321局となっている。

帯域幅の拡張に伴い通信速度の理論値は高速化するが、実際の通信速度は利用環境などで変動することに留意しておきたい。

総務省

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