マレーシアのCelcomとDigiが合併期限を延期
- 2022年06月22日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiata Groupの完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるCelcom AxiataとノルウェーのTelenorの子会社でマレーシアのDigiは合併期限を延期したことが分かった。
Celcom AxiataとDigiの合併期限は2022年6月21日に設定していたが、当事者間で2022年12月31日まで延長することに合意したという。
合併期限の延期以外に合併に係る条件に変更はない。
Axiata Group、Telenor、Digiは2021年4月8日付けで公式声明を発出し、Celcom AxiataとDigiの合併に向けて高度な協議を実施していることを認めた。
そして、2021年6月21日付けでAxiata Group、Telenorの完全子会社でシンガポールのTelenor Asia、DigiがCelcom AxiataとDigiの合併に係る契約に署名した。
2021年6月21日の時点では合併期限を2022年6月21日に定めたが、当初の計画より進捗に遅延が発生しているため、2022年12月31日まで延期することになった。
なお、Telenor AsiaはTelenorのアジア事業を統括しており、TelenorはTelenor Asiaを通じてDigiに出資している。
合併後の会社は社名がCelcom Digiで、持分比率はAxiata GroupとTelenorがそれぞれ33.1%ずつ、Axiata Groupを含むマレーシアの機関投資家が合計で51%以上を保有する予定である。
Celcom Axiataの主要事業はマレーシアにおける携帯通信事業となる。
一方、Digiの主要事業もマレーシアにおける携帯通信事業で、Digiの完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるDigi Telecommunicationsが事業会社として携帯通信事業を行う。
Celcom AxiataとDigiの合併が実現した場合はCelcom AxiataとDigi Telecommunicationsの携帯通信事業を統合することになる。
加入件数を基準としてCelcom Digiはマレーシアで最大の移動体通信事業者となる予定である。
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