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国際版のGalaxy Z Flip4がFCC通過、1.5GHz帯の5Gに初対応



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SM-F721B」が2022年7月18日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)を通過した。

FCC IDはA3LSMF721Bである。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n2/n5/n12/n25/n66, NR (FR1, TDD) n41/n77, LTE (FDD) B2/B4/B5/B12/ B13/B25/B26/B66, LTE (TDD) B41, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFC、無線給電の周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。

未発表端末の型番で、Samsung Electronicsの型番規則からSamsung Galaxy Z Flip4の型番に該当すると推測できる。

型番の末尾がBであるため、専用の型番を用意する国および地域を除いたグローバルで広く展開する国際版に相当する型番となることが分かる。

FCCでは仕様の一部を公開しており、通信方式はNR (FR1, FDD) n1/n2/n3/n5/ n7/n8/n12/n20/ n25/n28/n66, NR (FR1, SDL) n75, NR (FR1, TDD) n38/n40/n41/n77/n78, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/B5/ B7/B8/B12/B13/ B17/B18/B19/B20/ B25/B26/B28/B66, LTE (SDL) B32, LTE (TDD) B38/B39/B40/B41, W-CDMA I/II/IV/V/VIII, GSM 850/900/1800/1900に対応する。

これまでに、n75に対応した商用の携帯端末やn75を商用化した移動体通信事業者(MNO)は存在しないが、初めてn75にも対応することが確定した。

n75は下り専用の1.5GHz帯で、周波数範囲は1432~1517MHzである。

欧州では複数の主要国で1.5GHz帯を携帯通信向け周波数として割当しており、主に第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式でB32として運用している。

ただ、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式ではB32と同一のバンドナンバーではバンドの定義がなく、B32の周波数範囲を包含したn75が仕様化された。

B32の周波数範囲でNR方式を導入する場合はn75として運用することになるため、欧州の移動体通信事業者による1.5GHz帯の5G化を想定してn75に対応したと考えられる。

また、欧州の一部の国ではn75の周波数範囲で5G向けとして新規に周波数を割当しており、欧州では複数の主要な移動体通信事業者がn75を導入する見通しである。

Samsung Electronicsは2022年8月10日にSamsung Galaxy Z Flip4を発表する。

FCC

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