NTTドコモのGalaxyスマホ2機種が5G SAとNR-DCに対応、5G通信速度を高速化
- 2022年08月30日
- docomo-SAMSUNG
NTT DOCOMOは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S22 SC-51C」および「Galaxy S22 Ultra SC-52C」に対して新機能を追加するソフトウェアのアップデートの提供を開始した。
いずれも2022年8月30日より新機能を追加するソフトウェアのアップデートを提供している。
主な更新内容はGalaxy S22 SC-51CとGalaxy S22 Ultra SC-52Cで共通となる。
NTT DOCOMOが提供する5G SAに対応し、NTT DOCOMOが提供する5Gで通信速度を高速化する。
また、カメラで撮影した画像を表示時やスクリーンショットを保存時の問題、本体ストレージの空き容量が少ない状態で通話を手動で録音できない事象の改善も含まれる。
ほかに通知画面のアイコンからVoLTE使用可能アイコンを削除し、セキュリティ更新に伴い設定メニューのセキュリティパッチレベルは2022年8月となる。
新機能を追加するソフトウェアのアップデートは端末単体もしくはパソコン経由で実施できる。
端末単体で実施する場合は無線LANを使用してアップデートファイルをダウンロードすることになる。
パソコン経由で実施する場合はSamsung Electronicsが提供するSmart Switchを利用するため、あらかじめパソコンにSmart Switchをインストールする必要がある。
目安の所要時間は端末単体でGalaxy S22 SC-51CおよびGalaxy S22 Ultra SC-52Cともに約15分、パソコン経由でGalaxy S22 SC-51Cの場合は約88分、Galaxy S22 Ultra SC-52Cの場合は約91分と案内している。
実際の所要時間は通信環境などで変動することに留意しておきたい。
大切なデータは事前にバックアップを行い、十分な電池残量を確保して実行中のすべてのプログラムを終了したうえで、電波状態が良好な場所で移動せずに実施するよう求めている。
これまで、第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成に対応し、通信速度は下り最大4.2Gbps/上り最大480Mbpsとなっていた。
新たにスタンドアローン(SA)構成に対応し、サブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1の周波数とミリ波(mmWave)を中心とするFR2の周波数で同時通信するNRデュアルコネクティビティ(NR-DC)を実装することで、通信速度は下り最大4.9Gbps/上り最大1Gbpsに高速化する。
NTT DOCOMOはSA構成の5Gを5G SAとして展開しており、5G SAの利用には申し込みが必要である。
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