NECが大阪市でローカル5G無線局免許を取得、NEC関西ビルで整備
- 2022年08月30日
- Local 5G
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局はNEC Corporation (日本電気)が申請したローカル5G用の無線局に対して免許を付与したと発表した。
近畿総合通信局はNEC Corporationが申請したローカル5G用の無線局に対して2022年8月29日付けで免許を付与している。
無線局の種別は基地局と陸上移動局である。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の4.7GHz帯を使用する。
ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できるため、NR BandはFR1のn79となる。
基地局の設置場所は大阪府大阪市中央区である。
より詳細な情報として大阪市中央区に所在するNEC関西ビルの2階に基地局を設置するという。
なお、NEC関西ビルにはNEC Corporationの関西支社が所在し、NEC Corporationの関西における主要な拠点となっている。
これまでに、NEC Corporationはローカル5G用の無線局の免許を取得した実績がある。
総務省が運用する電波利用ホームページを参照すると、ローカル5Gの基地局の免許は東京都港区で1局、神奈川県川崎市中原区で7局を取得したことを確認できる。
周波数は東京都港区の1局と川崎市中原区の6局が4.7GHz帯で、川崎市中原区の1局がミリ波(mmWave)の28GHz帯となる。
過去にNEC Corporationが取得したローカル5G用の基地局の免許はすべて関東総合通信局管内であるため、近畿総合通信局管内では初めてローカル5G用の基地局の免許を取得することになった。
NEC関西ビルではローカル5Gの環境を整備することで、超高速大容量(eMBB)、高信頼低遅延(URLLC)、多数同時接続(mMTC)など5Gの特徴を活用した使用事例などを顧客に紹介できる。
NEC Corporationはローカル5G向けソリューションを提供しており、関西の顧客を中心としてローカル5G向けソリューションを提供する機会の拡大を図る。
NEC Corporationは5Gの基地局を開発および製造しているため、ローカル5Gの基地局もNEC Corporationが開発および製造する。
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