VERTUが新型5GスマホMETAVERTUを準備中、国際展開も計画か
- 2022年09月02日
- Android関連
英国(イギリス)のVERTU INTERNATIONAL CORPORATION製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「VTL-202201」が2022年8月31日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。
FCC IDは2A6IQ-VTL202201である。
携帯通信網はNR (FR1, FDD) n5, NR (FR1, TDD) n41/n77/n78, LTE (FDD) B4/B5/B7/B12/B17, LTE (TDD) B41, W-CDMA II/IV/V, CDMA2000 BC0, GSM 850/1900で認証を受けている。
携帯通信網以外の周波数では通過していないが、改めて認証を受けると思われる。
VTL-202201は未発表端末の型番である。
VERTUの商標を使用して展開する高級なスマートフォンとなる。
FCCでは取扱説明書や実機画像を公開しており、製品名はMETAVERTUとなることが確定している。
実機画像からは中国のZTE (中興通訊)の連結子会社で同国のNubia Technology (努比亜技術)製のnubia Z40Proがベースと推測できる。
VERTU INTERNATIONAL CORPORATION製のiVERTU 5GはZTE製のZTE Axon 30 Pro 5Gをベースとするため、VERTU INTERNATIONAL CORPORATIONはスマートフォンの開発でZTEと連携していると考えられる。
第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成に対応したデュアルモード5Gとなる。
FCCで認証を受けた周波数に限定すると、SA構成はn5/n41/n77/n78で動作し、NSA構成はアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式がB5の場合に利用できる。
米国の政府機関であるFCCでは原則として米国で利用できる周波数を認証の対象とするため、米国で利用できるE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)の組み合わせはDC_5A_n78Aとなることが分かる。
すでに中国の認証も通過しており、中国で販売することが決定的となっている。
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)の5Gを念頭にDC_5A_n78Aに対応したと考えられる。
VERTU INTERNATIONAL CORPORATIONの製品としては初めてFCCの認証を取得したため、国際展開も計画していると思われる。
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