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Xperia 5 IVは一部モデルがWi-Fi 6Eに対応、日本では9月2日に制度改正



Sonyが発表したスマートフォン「Xperia 5 IV」は一部の型番がWi-Fi 6Eに対応することが分かった。

Xperia 5 IVの日本以外で販売する型番としては欧州(ヨーロッパ)向けのXQ-CQ54、米国(アメリカ)向けのXQ-CQ62、アジア向けのXQ-CQ72が存在する。

Sonyの公式ウェブサイトで仕様を参照すると、XQ-CQ54およびXQ-CQ62がWi-Fi 6Eに対応することが確認できる。

XQ-CQ72はWi-Fi 6に対応しているが、Wi-Fi 6Eには対応していない。

Xperia 5 IVはXperia 1 IVと同じく欧州向けと米国向けの型番はWi-Fi 6Eに対応し、アジア向けの型番はWi-Fi 6Eに非対応となることが分かる。

同一のスマートフォンでも型番によってWi-Fi 6Eの対応状況が異なる背景として、6GHz帯の無線LANの導入に係る制度整備の状況が影響している。

無線LANの規格のひとつであるIEEE 802.11axでは使用できる周波数を拡張し、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加えて新たに6GHz帯も使用できる。

Wi-Fi Allianceは2.4GHz帯と5GHz帯のIEEE 802.11axをWi-Fi 6、6GHz帯のIEEE 802.11axをWi-Fi 6Eとして展開している。

6GHz帯の無線LANは米国で5925~7125MHz、英国(イギリス)および欧州連合(European Union:EU)の域内では5925~6425MHzを割当した。

一方、アジアではSonyがスマートフォンを展開する国および地域としてはマレーシアで5925~6425MHzを割当したが、6GHz帯の無線LANの導入に係る制度整備は全体的に進んでいない傾向である。

そのため、Xperia 5 IVはXperia 1 IVと同様に欧州向けと米国向けの型番はWi-Fi 6Eに対応し、アジア向けの型番はWi-Fi 6Eに非対応となる。

日本で販売する型番の仕様は判明していないが、日本では総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が6GHz帯の無線LANの導入に係る制度改正を実施した。

2022年9月2日付けで電波法施行規則等の一部を改正する省令(令和4年総務省令第59号)を公布および施行しており、無線LANで5925~6425MHzを使用できる。

日本でも必要な認証を取得することを前提として、Wi-Fi 6Eを使用できるスマートフォンの販売が可能となった。

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