iPhone 14シリーズは各4種類のハードウェアを用意
- 2022年09月19日
- Apple関連
米国(アメリカ)のAppleが開発したスマートフォン「iPhone 14」、「iPhone 14 Plus」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」は各機種で4種類のハードウェアを用意したことが分かった。
iPhone 14シリーズのスマートフォンの各型番が米国の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を順次通過して判明している。
いずれも型番は5種類ずつ用意している。
5種類の内訳は米国および米自治領プエルトリコ向け(以下、米国版と表記する)、日本、カナダ、米領グアム、メキシコ、サウジアラビア、米領バージン諸島向け(以下、日本等版と表記する)、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、ロシア向け(以下、ユーラシア経済連合版と表記する)、中国大陸、香港特別行政区、マカオ特別行政区向け(以下、中国版と表記する)、その他の国および地域向け(以下、国際版と表記する)となる。
FCCではユーラシア経済連合版と中国版が同一の機器として通過しており、ユーラシア経済連合版と中国版はFCC IDが共通となっている。
一方で、米国版、日本等版、国際版はユーラシア経済連合版および中国版とは異なる機器として個別にFCCを通過し、それぞれ異なるFCC IDを取得した。
Appleの場合はハードウェアが同一の型番では同一の機器の扱いでFCCの認証を申請し、同一のFCC IDを取得するため、5種類の型番のうちユーラシア経済連合版と中国版はハードウェアが共通で、米国版、日本等版、国際版はそれぞれハードウェアが異なると考えられる。
iPhone 14シリーズでは型番としては5種類を用意したが、ハードウェアは4種類であることが認証機関から分かる。
携帯通信で利用できる周波数はハードウェアごとに異なる。
そのため、ハードウェアが共通のユーラシア経済連合版と中国版では携帯通信で利用できる周波数も共通となるが、ユーラシア経済連合版はeSIMに対応する一方で、中国版はeSIMに対応していないため、ソフトウェアの制御で変更したと考えられる。
日本では2022年9月16日にiPhone 14、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの販売を開始しており、2022年10月7日にiPhone 14 Plusの販売を開始する。
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