マカオの携帯電話事業者CTMが5Gの免許を取得
- 2022年11月08日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)は第5世代移動通信システム(5G)の免許を取得したことが分かった。
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos de Correios a Telecomunicacoes)が公表している。
郵電局は5Gを運用および提供するための免許に係る入札を実施し、2022年6月30日から2022年8月12日の17時(マカオ標準時間)まで申請を受け付けた。
2件の申請を受け付け、内容を評価したところ、いずれも5Gの免許の要件を満たすと認めたため、行政長官指示第196/2022号および行政長官指示第197/2022号に基づき5Gの免許の交付を決定したという。
5Gの免許は2022年11月8日から効力が発生しており、有効期間は8年間となっている。
5Gの免許人にはカバレッジの要件を設定しており、2022年11月8日から12か月以内に面積カバー率を50%以上、2022年11月8日から18か月以内にマカオ特別行政区全域で5Gを整備する必要がある。
マカオ特別行政区全域で5Gを整備するためには他社と共同整備することも認められている。
マカオ特別行政区で5Gの免許を取得した移動体通信事業者はCompanhia de Telecomunicacoes de MacauおよびChina Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の2社である。
そのため、共同整備する場合はChina Telecom (Macau)と協力することになるが、共同整備に関して決定したことはない。
また、2022年11月8日から12か月以内に5Gを商用化することも条件に設定している。
これまでに、マカオ特別行政区では5Gの免許を交付していない。
Companhia de Telecomunicacoes de Macauはマカオ特別行政区で初めて5Gの免許を取得したことになる。
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