米Apple、iPhone 14シリーズ向け衛星通信サービスを開始
- 2022年11月16日
- Apple関連
米国(アメリカ)のAppleはスマートフォン「iPhone 14」、「iPhone 14 Plus」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」に対して衛星経由で緊急連絡を行える安全サービスの提供を開始したと発表した。
米国およびカナダの時間を基準として2022年11月15日より米国およびカナダで提供を開始している。
携帯通信網や無線LANを利用できない場所でも米国のGlobalstarが運用する衛星と直接通信して緊急機関にメッセージを送信することができる。
また、Find Myのアプリケーションを通じて衛星経由で位置情報を共有する機能にも対応した。
当初より衛星経由の緊急連絡は2022年11月に提供を開始すると発表していたため、予定通りの時期に提供を開始したことになる。
まずは米国およびカナダで利用できるが、一部の米国の海外領土では利用できない。
米国の海外領土としては米自治領プエルトリコおよび米領バージン諸島(USVI)では利用できるが、米領グアムおよび米領サモア(アメリカン・サモア)では利用できないことを明確化している。
米国の海外領土で特に言及していない米自治領北マリアナ諸島自治連邦区(CNMI)および米領有小離島でも利用できないと考えて問題ない。
米国のアラスカ州北部やカナダ北部など米国やカナダでも北緯62度を超える場所では利用できない場合がある。
衛星経由の緊急連絡の発信および位置情報の共有は属地的なサービスであるため、購入した国や地域を問わずiPhone 14シリーズの4機種が対応する。
ただ、中国本土(中国大陸)、香港特別行政区、マカオ特別行政区で正規に販売したiPhone 14シリーズは対応していないことに留意しておきたい。
OSのバージョンはiOS 16.1以降であることが条件となっている。
iPhone 14シリーズをアクティベーションしてから2年間は無料で利用できる。
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