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ソフトバンクの周波数に対応したQUCELL製の5G基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明や工事設計認証などを受けた機器の情報を更新した。

韓国のQUCELL Networks製の基地局「QC-430J」が2022年11月18日付けでTUV Rheinland Japanを通じて工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は005-103167である。

特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の20に規定する特定無線設備および証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備で工事設計認証を受けた。

それぞれLTE用基地局等およびTD-5G-NR(Sub6帯)用基地局に該当する。

そのため、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した基地局となる。

LTE方式は中心周波数が1852.5MHz、帯域幅が15MHz幅、出力が0.001~0.0631W、NR方式は中心周波数が3420MHz、帯域幅が40MHz、出力が0.002~0.251Wで運用できる。

1.7GHz帯の4Gおよび3.4GHz帯の5Gに対応することが分かる。

いずれもSoftBank Corp.が割当を受けた周波数であるため、SoftBank Corp.向けに開発を進めている4Gおよび5Gの基地局と考えられる。

なお、3.4GHz帯は第4世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた4G向けの周波数であるが、5Gに順次転用している。

工事設計認証を受けた特定無線設備の種別から3.4GHz帯は5Gで動作することになる。

QUCELL Networksは韓国の京畿道城南市に所在する会社で、日本法人のAccuverを通じて日本でも事業を行う。

基地局事業では屋内向けスモールセルが主力製品となっている。

日本の移動体通信事業者(MNO)としてはRakuten Mobile (楽天モバイル)に1.7GHz帯の4Gに対応したフェムトセルや3.7GHz帯の5Gに対応したスモールセルを供給している。

総務省

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