UQコミュニケーションズ、5G導入に伴うWiMAX 2+速度変更予定エリアを更新
- 2022年12月29日
- KDDI-総合
KDDIの連結子会社であるUQ Communicationsは第5世代移動通信システム(5G)の導入に伴うWiMAX 2+の速度変更予定エリアを更新した。
これまで、2022年12月末時点の速度変更予定エリアを掲載していたが、更新に伴い2023年3月末時点の速度変更予定エリアを掲載している。
2023年3月末時点の速度変更予定エリアは2022年12月末時点の速度変更予定エリアと比較して大幅に拡大されている。
京都府、大阪府、兵庫県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県に速度変更予定エリアが存在する。
速度変更予定エリアではWiMAX 2+の通信速度が下り最大440Mbpsから下り最大220Mbpsと大幅に低下する予定である。
WiMAX 2+はUQ Communicationsが広帯域移動無線アクセス(BWA)向け周波数として割当を受けた2.5GHz帯を使用しており、事実上の第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠する。
LTE方式では1搬送波あたりの帯域幅が最大20MHz幅となるため、WiMAX 2+は10MHz幅、20MHz幅、20MHz幅の3搬送波に分けて運用を行い、20MHz幅と20MHz幅の2搬送波でキャリアアグリゲーション(CA)を適用した場合に通信速度が下り最大440Mbpsとなる。
しかし、WiMAX 2+の周波数で5GのNR方式を順次導入することで決定しており、10MHz幅と20MHz幅の合計30MHz幅を5Gに切り替える。
残りの20MHz幅でWiMAX 2+を維持するため、WiMAX 2+の通信速度は下り最大220Mbpsに低下する。
NR方式のサブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1では1搬送波あたりの帯域幅が最大100MHz幅となるため、NR方式は30MHz幅の1搬送波で運用することが確定している。
速度変更予定エリアでは30MHz幅でWiMAX 2+を停波後に5Gを順次導入することになる。
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