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楽天グループが協力したドイツの1&1が商用化、まずはFWAで5Gを導入



ドイツの1&1 Mobilfunkは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2022年12月28日に固定通信用途で携帯通信技術を使用した通信サービスを商用化しており、携帯通信技術として5Gを導入している。

ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインおよびバーデン=ヴュルテンベルクのカールスルーエが最初のエリアで、ほかの地域には数週間で拡大する計画である。

料金プランはデータ通信と端末で分けて用意しており、データ通信と端末の料金プランの合計が毎月の月額料金となる。

データ通信の料金プランは最低契約期間が24か月で、Hause 50、Hause 100、Hause 250の3種類を用意している。

それぞれ月額料金と月間データ通信容量は19.99ユーロ(約2,800円)で50GB、29.99ユーロ(約4,300円)で100GB、39.99ユーロ(約5,700円)で250GBとなっている。

通信速度は下り最大500Mbps/上り最大40Mbpsで、所定の月間データ通信容量を超過時は通信速度の制限を行い、当月末まで下り最大384kbps/上り最大64kbpsとなる。

端末は2機種の据置型無線LANルータを用意しており、端末の料金プランは1&1 HomeServer 5Gと1&1 HomeServer+の2種類から選択できる。

前者は月額料金が6.99ユーロ(約1,000円)で100GBのクラウドストレージが付属しており、本体に5Gのアンテナを内蔵した据置型無線LANルータを提供する。

後者は月額料金が9.99ユーロ(約1,400円)で150GBのクラウドストレージが付属しており、据置型無線LANルータは屋外用の5Gのアンテナを接続して利用することになる。

毎月の維持費は最安でも26.98ユーロ(約3,800円)で、新規契約時は1回限りの初期費用として39.95ユーロ(約5,700円)も発生することに留意しておきたい。

5Gの無線方式はNR方式を採用しており、NR方式の無線装置はNEC Corporation (日本電気)から調達している。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成のデュアルモードで、NSA構成で運用するためにアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式も整備する。

最初は固定通信用途で商用化したため、国内ローミングの利用は想定しておらず、NR方式の周波数は1&1 Mobilfunkが取得した3.5GHz帯、LTE方式の周波数はドイツの移動体通信事業者(MNO)であるTelefonica Germanyから借用した2.6GHz帯を利用できる。

NR BandはFR1のn78で、LTE BandはB7となる。

5Gの構築にはRakuten Group (楽天グループ)が協力しており、Rakuten GroupがRakuten Mobile (楽天モバイル)を通じて完全所有するRakuten Symphony (楽天シンフォニー)が提供するオープンRANベースのプラットフォームを採用している。

携帯通信用途では2023年夏に商用化する計画である。

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