レノボ傘下のモトローラ、ThinkPhone by motorolaを準備中
- 2023年01月05日
- Android関連
中国を拠点とする香港特別行政区のLenovo Group (聯想集団)の子会社で米国(アメリカ)のMotorola Mobilityはスマートフォン「ThinkPhone by motorola」を準備していることが分かった。
Motorola MobilityはTwitterでグローバル向け公式アカウントを通じてThinkPhone by motorolaの発表に向けて周知している。
ビジネス・グレードをアップグレードすると説明しており、法人需要を想定して開発を進めていると思われる。
Lenovo Groupは子会社で香港特別行政区のLenovo PC HKがThinkPadの商標を使用してパソコンを展開しているが、初めてThinkを含む商標を使用したスマートフォンを展開することになる。
なお、ThinkPadの商標は米国のInternational Business Machines Corporation (IBM)が取得したが、Lenovo GroupがInternational Business Machines Corporationのパソコン事業を買収したため、ThinkPadの商標もLenovo Groupが取得した。
すでにThinkPhoneの商標もLenovo Groupが所有しており、米国の政府機関である米国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office:USPTO)では2022年11月14日付けで申請した事実を確認できる。
詳細な商標の所有者はThinkPadがLenovo Groupの子会社で香港特別行政区のLenovo PC International、ThinkPhoneがLenovo Groupの子会社でシンガポールのLenovo (Singapore)となる。
参考までに、Motorola Mobilityが使用するmotorolaおよびmotoの商標は米国のMotorola Trademark Holdingsが所有している。
米国のMotorola, Inc.は2011年1月4日に携帯端末事業を行うMotorola Mobilityと無線通信事業を行う米国のMotorola Solutionsに分割しており、Motorola MobilityとMotorola SolutionsはMotorola Trademark Holdingsからライセンスの供与を受けて商標を使用する構造となっている。
Lenovo Groupの傘下にはスマートフォンを展開する事業会社として主に中国の首都・北京市に所在するLenovo (Beijing) (聯想(北京))および米国のイリノイ州クック郡シカゴ市に所在するMotorola Mobilityの2社が存在する。
一部の例外は存在するが、基本的にはLenovo (Beijing)がLenovoおよびLegionのスマートフォン、Motorola Mobilityがmotorolaおよびmotoのスマートフォンを展開する。
ThinkPhoneは初めて製品化することになるが、ThinkPhone by motorolaと記載しているため、Motorola Mobilityの製品として発売すると思われる。
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