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田川市がローカル5Gの無線局免許を取得



福岡県の田川市はローカル5Gの無線局免許を取得したことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページで無線局免許の情報を掲載している。

田川市は2023年1月12日付けでローカル5Gの無線局免許を取得した。

無線局の種別は基地局で、無線局の目的は一般業務用である。

周波数および帯域幅は4800~4900MHzの100MHz幅を使用する。

最大出力は309mWとなっている。

送受信所は福岡県田川市であるため、免許人である田川市の市域にローカル5Gの基地局を開設することが分かる。

ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できる。

NR BandはFR1のn79として運用することになる。

ローカル5GではNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成としてスタンドアローン(SA)構成もしくはノンスタンドアローン(NSA)構成の導入が認められている。

制度上は携帯電話事業者などの他社が運用する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式をNSA構成のアンカーバンドとして使用することもできるが、田川市はアンカーバンドとして機能するLTE方式の基地局の無線局免許を取得していないため、SA構成の採用が有力と思われる。

田川市は自治体であるため、自治体が免許人としてローカル5Gの無線局免許を取得したことになる。

自治体が免許人としてローカル5Gの無線局免許を取得した事例は東京都、徳島県、兵庫県、大分県玖珠郡の玖珠町に次いで5番目の自治体となった。

東京都および徳島県はサブ6GHz帯(Sub6)およびミリ波(mmWave)の周波数でローカル5Gの無線局免許を取得しており、兵庫県および玖珠町は田川市と同様にサブ6GHz帯の周波数に限りローカル5Gの無線局免許を取得したことが判明している。

田川市は田川市総合体育館でローカル5Gの基地局を開設して実証実験を行う。

総務省

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