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香港の郵便局でSIM登録のサポートを終了



香港特別行政区の政府機関である香港郵政(Hongkong Post)が運営する郵政局でSIMカードの利用に係る実名登録のサポートを終了した。

香港特別行政区では2021年9月1日にSIMカードの実名登録を規定した電気通信規則が発効しており、香港特別行政区政府は2022年3月1日から2023年2月23日までに実名登録を行うよう求めていた。

2023年2月23日までにSIMカードの実名登録が完了していない回線は2023年2月24日から無効化するため、携帯通信サービスを利用できなくなる。

SIMカードの実名登録は通信事業者の小売店やオンラインで行える。

しかし、手順が分からずに携帯通信サービスを利用できなくなる状況の発生を防ぐために、郵政局ではSIMカードの実名登録を円滑に行えるようサポートを提供することになった。

なお、郵政局は日本における郵便局に相当する。

2023年2月23日までにSIMカードの実名登録が完了していない回線は2023年2月24日から無効化したが、2023年2月24日以降も一定期間にSIMカードの実名登録を実施した場合は再び有効化できる。

そのため、香港郵政は18局の指定の郵政局で2023年2月24日以降もSIMカードの実名登録のサポートを提供してきたが、2023年3月31日をもって終了した。

SIMカードの実名登録は香港特別行政区の通信事業者と契約を締結するすべての回線が対象となるため、契約種別はポストペイド回線およびプリペイド回線、SIMの種別は物理的なSIMカードおよび内蔵式のeSIMが対象に含まれる。

ポストペイド回線は毎月の請求のために契約を締結時にSIMカードの実名登録に相当する手続きを実施しているため、2022年3月1日から2023年2月23日までに実施するよう求めたSIMカードの実名登録は実質的にプリペイド回線が対象となる。

他人の情報で実名登録を実施したSIMカードの販売、購入、利用は認められていない。

香港特別行政区の通信事業者のSIMカードを入手する場合は正規取扱店で入手することが最も無難である。

香港特別行政区政府はSIMカードの利用に係る教育を強化して周知を徹底する計画を表明している。

電気通信規則に基づき必要な措置と監督を継続するという。

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