NTTドコモ、長崎県対馬市では必要に応じてネットワーク固定を案内

NTT DOCOMOは長崎県対馬市における携帯通信サービスの利用に関して案内を掲載した。

NTT DOCOMOは同社が提供する国際ローミングサービスであるWORLD WINGに関して、2022年12月20日付けで掲載した案内を2023年4月6日付けで更新している。

対馬市もしくは海上で韓国の移動体通信事業者(MNO)が運用する携帯通信網で通信するとWORLD WINGの料金が発生するため、NTT DOCOMOの日本国内の携帯通信サービスに限り利用を希望する場合は、携帯端末で利用する移動体通信事業者をNTT DOCOMOに指定する設定を行うよう求めている。

米国(アメリカ)のApple製のiPhoneを例として利用する移動体通信事業者をNTT DOCOMOに指定する方法を案内しており、設定からモバイル通信、ネットワーク選択、自動をオフ、NTT DOCOMOを順に選択する。

なお、自動をオフにすると携帯端末が携帯通信網を検索するため、完了まで待機する必要がある。

最終的には検出した携帯通信網の一覧を表示するため、NTT DOCOMOを選択することでNTT DOCOMOに固定できる。

WORLD WINGを利用する場合などNTT DOCOMO以外の携帯通信網を利用する場合にはネットワーク選択で自動をオンもしくは利用する携帯通信網を再選択する必要が発生することに留意しておきたい。

最初にNTT DOCOMOが2022年12月20日付けで案内を掲載時は日本沿岸地域などと表記しており、詳細な自治体までは記載していなかった。

2023年4月6日付けの更新に伴い対馬市と記載したため、対馬市でNTT DOCOMOの加入者が韓国の移動体通信事業者の携帯通信網を利用する事象が発生したため、NTT DOCOMOとしては周知の強化のため案内を更新したと思われる。

対馬市に限らず沿岸地域では隣国の携帯通信網が届く事例は少なくない。

筆者は地中海に面するレバノンの首都・ベイルート市で100km以上も離れたシリアのタルトゥース市の方面から届いた携帯通信網で通信したこともある。

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