Xperia 1 Vの海外版は3種類を用意、米国版はミリ波5G非対応に
- 2023年05月12日
- Android関連
Sony Corporationはスマートフォン「Xperia 1 V」をグローバル向けに公開した。
Xperia 1 Vは日本を含めたグローバルでフラッグシップとして展開するハイスペックなスマートフォンである。
日本以外で販売する型番はXQ-DQ54、XQ-DQ62、XQ-DQ72の3種類を用意する。
それぞれ主に欧州(ヨーロッパ)、米国(アメリカ)、日本以外のアジアで展開する型番となる。
いずれも第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応するが、販売する地域が異なるため、実装した周波数も異なる。
3型番で共通して実装したNR方式の周波数はNR (FR1, FDD) n1/n3/n5/ n7/n8/n28, NR (FR1, TDD) n38/n40/n41/n77/n78である。
共通する周波数に加えて、XQ-DQ54ではNR (FR1, FDD) n20、XQ-DQ62ではNR (FR1, FDD) n2/n20/n25/ n30/n66/n71、XQ-DQ72ではNR (FR1, TDD) n79も対応する。
n20は欧州で一般的に使用する周波数であるため、欧州で販売する型番では実装した。
米国で販売する型番でも実装したが、主に国際ローミングを想定したと考えられる。
n2/n25/n30/n66/n71は米国で一般的に使用する周波数であるため、米国で販売する型番では対応することになった。
先代機種のXperia 1 IVは米国向け型番のXQ-CT62ではミリ波(mmWave)を中心とするFR2のNR方式にも対応していたが、Xperia 1 Vでは非対応に変更した。
n79はアジアの一部で導入しており、XQ-DQ72を販売する市場としては中国本土および香港特別行政区で利用できる。
なお、Xperia 1 Vは日本では2023年6月中旬以降に発売することが決定しており、日本向けには4種類の型番を用意している。
そのため、Xperia 1 Vの型番は全部で7種類となる。
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