バルミューダ、スマホ事業から撤退
- 2023年05月12日
- Android関連
BALMUDAはスマートフォンなどの携帯端末事業から撤退すると発表した。
2023年5月12日に開催した取締役会で携帯端末事業の終了を決定したと案内している。
携帯端末事業には2021年に参入してBALMUDA Phoneを製品化したが、携帯端末事業を終了して撤退することになる。
携帯端末事業の終了を決定した背景も説明しており、当初に開発していたBALMUDA Phoneに続く新機種は原材料価格の高騰や円安の進行に伴い開発の続行が困難となった。
ほかの新機種も開発に向けて協議と検討を続けたが、同様に諸条件が整わず、開発を中止していた。
持続的な成長のために検討を行い、携帯端末事業を終了して経営資源を既存の家電事業の強化などに集中するべきと判断したため、最終的に携帯端末事業の終了を決定した。
なお、携帯端末事業の売上高は2021年通期が28億4,700万円、2022年通期が前年同期比69.5%減の8億6,800万円で、それぞれ全体の15.5%と4.9%にとどまる。
携帯端末事業の終了の決定を受けて2023年第1四半期には携帯端末事業に係る固定資産の減損損失の2億9,300万円を含めた携帯端末事業の終了により見込まれる5億3,600万円を事業整理損として特別損失に計上している。
携帯端末事業ではBALMUDA Phoneが最初で最後の製品で、2021年11月16日に発売した。
日本のオープンマーケット(公開市場)向けにBALMUDA Phone (X01A)を用意したほか、SoftBank Corp.が展開するSoftBank向けにBALMUDA Phone (A101BM)も用意していた。
修理の受け付けやソフトウェアのアップデートなどサポートは継続する。
BALMUDA Phoneおよび関連するアクセサリの販売も継続するため、日本全国のソフトバンクショップおよびBALMUDAの各店舗、オンラインストアなどで購入できる。
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