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iPhoneがプライベート5Gに対応へ、一部のローカル5Gにも対応か



米国(アメリカ)のAppleは一部のiPhoneが携帯通信技術に基づくプライベートネットワークに対応することを公表した。

OSのバージョンが2023年秋に提供を開始するiOS 17以降の一部のiPhoneで対応する予定である。

対象の携帯通信技術は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で、プライベート5Gも利用できることになる。

NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成およびスタンドアローン(SA)構成に対応する。

基本的には公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)の国コード(Mobile Country Code:MCC)がプライベートネットワーク向けの999の場合に動作する仕様となる。

一部の国では規制当局がプライベートネットワーク向けに国固有のPLMN番号を管理しており、少なくともドイツの262-98やスウェーデンの240-60でも動作すると案内している。

ほかに米国の市民ブロードバンド無線サービス(Citizenz Broadband Radio Service:CBRS)向けPLMN番号の315-010でも利用できる。

発売日を基準にiPhone 12以降のiPhoneではMCCが999および国固有のPLMN番号でLTE方式とNSA構成のNR方式、315-010でLTE方式に対応しており、iPhone 13以降のiPhoneではMCCが999および国固有のPLMN番号でSA構成のNR方式も動作する。

日本のローカル5Gではコアネットワークの提供を受けて運用時は全部の用途、自らコアネットワークを構築して運用時は用途が電気通信役務の提供の場合にMCCが440もしくは441のPLMN番号を使用するが、用途が自らの通信の利用に限る場合はPLMN番号が999-002となる。

999-002はMCCが999のPLMN番号であるため、一部の日本のローカル5Gでも動作すると推測できる。

SIMはNano SIM (4FF)およびeSIMに対応している。

Apple

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