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フィリピン、SIMカードの登録が1億件に



フィリピンの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信技術省(Department of Information and Communications Technology:DCIT)はSIMカードの利用に係る登録を完了した回線が1億件に達したと発表した。

2023年6月22日時点の情報としてフィリピンで約1億26万件の回線で登録が完了したという。

フィリピンでは2022年10月10日付けで大統領が共和国法11934号(SIMカード登録法)に署名したことで、共和国法11934号が成立するとともにSIMカードを利用する場合は利用者の各種情報の登録を義務化することになった。

情報通信技術省はフィリピンの人口は約1億1,000万人であるため、登録の進捗は良好と見解を示している。

情報通信技術省の附属機関である国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)の推定では2022年12月末時点で約1億6,802万件のSIMカードが有効となっている。

登録が完了した回線は全体の60%程度に相当すると考えられるが、フィリピンでは複数のSIMカードを使い分けることも少なくない。

人口を考慮すると携帯電話の利用者の大多数は少なくともメインの回線の登録を完了したと思われる数値に達したため、情報通信技術省は良好と見解を示したと思われる。

移動体通信事業者(MNO)別の登録を完了した回線数も判明している。

Smart Communicationsが約4,737万件、Globe Telecomが約4,596万件、DITO Telecommunity Corporationが約694万件となっている。

なお、当初は登録の手続きの期限を2023年4月26日に設定していたが、2023年7月25日まで延長した。

再度の延長は行わない計画である。

登録の手続きは移動体通信事業者各社の公式ウェブサイトで実施できる。

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