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iPhone 15 Pro Maxは最大で約51万円、トルコが最も高い理由



米国(アメリカ)のAppleはスマートフォン「iPhone 15」、「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」を発表した。

Appleは国と地域ごとに販売価格を案内しており、税込の販売価格は邦貨換算額でトルコが最も高いことが判明している。

トルコではiPhone 15 Pro Maxの内蔵ストレージの容量が1TBのモデルの販売価格は92,999トルコリラ(約509,000円)で、日本の249,800円はもちろんのこと、2番目に高いブラジルの13,999ブラジルレアル(約425,000円)も大幅に上回った。

長年、iPhoneが最も高い国としてはブラジルが知られてきたが、2022年にトルコと入れ替わった。

トルコではトルコリラ(TRY)の通貨安に伴いトルコリラ建ての販売価格も先代機種から大幅に上昇したが、邦貨換算額で販売価格が上昇する主要因はトルコの課税制度である。

課税価格に1%の文化観光省税と12%のTRT税を課税後の金額に50%の特別消費税を課税後の金額に20%の付加価値税を課税後の金額が販売価格となる。

iPhone 15 Pro Maxの1TBのモデルは課税価格が45,722トルコリラ(約250,000円)であるため、諸税は販売価格の約51%にも達する。

文化観光省税はトルコの政府機関である文化観光省(Ministry of Culture and Tourism)がトルコの文化芸術の発展に活用する目的で、TRT税はトルコのTurkish Radio and Television Corporation (トルコ国営放送:TRT)を視聴できる完成品に課税している。

特別消費税は特定の品目の物品の輸入や製造が課税対象で、携帯電話の税率は課税価格で異なり、3,000トルコリラ(約16,000円)を超える場合は最大の50%を適用することになる。

付加価値税は日本の消費税に相当する。

携帯電話に対する税率は見直しを行い、TRT税は2022年5月26日を効力発生日として10%から12%に、付加価値税は2023年7月10日を効力発生日として18%から20%に上昇した。

高価格帯の携帯電話の販売価格が上昇するトルコであるが、トルコ国外で安く購入してトルコ国内で長期利用する方法は防止する措置を実施している。

iPhoneに限らずトルコ国外で購入した携帯電話をトルコの移動体通信事業者(MNO)の携帯通信サービスに加入して120日を超えて利用する場合は携帯電話のIMEIを登録する必要がある。

IMEIの登録に係る費用も近年は上昇が加速しており、2023年1月1日には2,732トルコリラ(約15,000円)から6,091トルコリラ(約33,000円)、2023年7月7日には20,000トルコリラ(約110,000円)となった。

2023年に限定しても2回も上昇したことになる。

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