NTTドコモ、iPhone 15シリーズの通信速度を案内

Tweet

NTT DOCOMOは米国(アメリカ)のApple製のスマートフォン「iPhone 15」、「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」の通信速度を案内した。

NTT DOCOMOの携帯通信網ではiPhone 15シリーズの4機種で通信速度は共通となる。

いずれもNTT DOCOMOの第5世代移動通信システム(5G)で下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbpsとなっている。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成は5GのNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで、NR方式とLTE方式で同時通信するE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用して最大値を実現する。

下り最大4.2Gbpsを実現するEN-DCの組み合わせはDC_1A-3A_n78A-n79Aで、LTE方式とNR方式でそれぞれキャリアアグリゲーション(CA)も適用している。

上り最大218Mbpsを実現するEN-DCの組み合わせはDC_1A_n78A、DC_1A_n79A、DC_3A_n78A、DC_3A_n79Aとなる。

最大値の実現には帯域幅と高度化技術の条件も満たす必要がある。

LTE方式の帯域幅は全部の搬送波が20MHz幅で、NR方式の帯域幅は全部の搬送波が100MHz幅であることが条件となっている。

高度化技術としては下りは全部の搬送波で256QAMと4×4 MIMO、上りはLTE方式で64QAM、NR方式で256QAMを適用時に実現できる。

下り最大4.2GbpsはiPhone SE (第3世代)を除いて2021年9月24日に発売したiPhone 13シリーズから変更ない。

上り最大218Mbpsも日本標準時を基準として2021年4月27日より提供を開始したiOS 14.5以降にアップデートを適用したiPhone 12シリーズから変更ないため、iPhone 15シリーズでは通信速度を高速化していないことになる。

表記の通信速度は技術規格上の最大値である。

通信速度は通信環境などで変化する。