KDDI、iPhone 15シリーズの通信速度を案内
- 2023年09月18日
- KDDI-Apple
KDDIは米国(アメリカ)のApple製のスマートフォン「iPhone 15」、「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」の通信速度を案内した。
KDDIの携帯通信網ではiPhone 15シリーズの4機種で通信速度は共通である。
いずれもKDDIの第5世代移動通信システム(5G)で下り最大4.1Gbps/上り最大218Mbpsとなっている。
下り最大4.1Gbpsは栃木県の一部のエリアで実現する。
上り最大218Mbpsは埼玉県および東京都の一部のエリアで実現すると案内している。
2021年9月24日に発売したiPhone 13シリーズと2022年9月16日以降に順次発売したiPhone 14シリーズでは下り最大4.2Gbpsであるため、下りの通信速度の理論値は低下したことになる。
上り最大218MbpsはiPhone 13シリーズから変更ない。
KDDIではNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xおよび単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2で利用できる。
SA構成で最大値を実現する場合はSA構成の場合と記載しており、SA構成の記載がないことからNSA構成で最大値を実現すると考えられる。
NSA構成ではNR方式とLTE方式で同時通信するE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用する。
最大値を実現するEN-DCの組み合わせは下りがDC_1A-3A_n77(2A)、上りがDC_1A_n77A、DC_1A_n78A、DC_3A_n77A、DC_3A_n78Aと思われる。
最大値を実現するEN-DCの組み合わせはiPhone 13シリーズやiPhone 14シリーズから変更ないと思われるが、誤り訂正符号や制御信号など減速要因の分を引いたことなどが最大値が低下した理由と考えられる。
なお、最大値は技術規格上の最大値を意味しており、実際の通信速度は異なる。
通信速度は通信環境などで変化することに留意しておきたい。
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