Osaka MetroでSharing Designの5Gアンテナを見てきた
Sharing DesignはOsaka Metro (大阪市高速電気軌道)の一部路線で基地局シェアリングによる第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。
2023年12月18日よりOsaka Metroの御堂筋線の心斎橋駅からなんば駅の構内および駅間でNTT DOCOMOの5Gを提供している。
ほかの移動体通信事業者(MNO)も環境が整い次第、5Gを順次提供する予定である。
なんば駅の周辺に用事があったため、心斎橋駅からなんば駅の駅間を含む区間を乗車するとともに、なんば駅ではSharing Designがシェアリング事業者として構築した通信設備を見てきた。
心斎橋駅からなんば駅の駅間となんば駅の構内では確かにNTT DOCOMOの5Gを利用することができた。
5Gの無線方式はNR方式、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3x、周波数は3.7GHz帯、NR BandはFR1のn78、帯域幅は100MHz幅で運用していることを確認した。
Sharing Designが構築した通信設備としてはアンテナが目視できる位置に設置されており、携帯電話5G(SDI)やANTとシールが貼られているため、Sharing Designが構築した5Gのアンテナであることが容易に分かる。
なお、SDIはSharing Designの略称で、ANTはアンテナを意味する。
アンテナには番号を付しており、時間の都合で全部は確認していないが、62番までは見つけられた。
なんば駅では構内に加えて構外にもアンテナを設置している。
アンテナ以外の通信設備は天井裏に設置している模様で、天井点検口にも携帯電話5G(SDI)のシールを確認した。
なんば駅の構内に設置したアンテナの近くで通信速度を測定すると、下りは1Gbps近くを記録しており、5Gで高速通信を利用することができた。
個人的には地下鉄路線としては基地局シェアリングなど整備方法を問わず、京都市交通局の京都市営地下鉄でNTT DOCOMOの通信環境が改善されることを願いたい。
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