VERTUが発売した約100万円の高級スマホMETAVERTU 2の実機を見てきた
- 2024年01月20日
- Android関連
英国(イギリス)のVERTU INTERNATIONAL CORPORATIONの完全子会社で中国のChengdu Vertu Business and Service Management (成都緯図商業管理)が発売したスマートフォン「METAVERTU 2」の実機を見てきたので紹介する。
Chengdu Vertu Business and Service ManagementはVERTUの商標を使用して高級な携帯端末を展開しており、最新機種がMETAVERTU 2となる。
VERTU Boutiqueとして小売店を展開しているため、METAVERTU 2を見るために香港特別行政区でVERTU Boutiqueを訪問してみた。
入念に動作など確認できる環境ではないため、文字通り見ただけとなるが、METAVERTU 2はもちろんのこと、METAVERTU 2の先代機種であるMETAVERTUやフィーチャーフォンのVERTU SIGNATURE Vの実機も見ることができた。
METAVERTU 2はモデルで価格が異なるが、用意されていた実機は52,500香港ドル(約989,000円)で、邦貨換算額ではほぼ100万円となる。
当初、VERTUの商標を使用した携帯端末はフィンランドのNokia Corporationが設立した英国のVertu Corporationが世界各地で展開していたが、2017年6月29日に強制清算の申請を行い、事業停止に追い込まれた。
強制清算の手続きは2017年7月12日に開始しており、2018年1月2日に終了した。
Vertu Corporationの事業停止後も中国ではVERTUの携帯端末に係る事業を継続しているが、これは所有者の変更と関係がある。
中国ではVertu Corporationの中国法人として設立した中国のVertu Telecommunications Trading (China) (緯図通信貿易(中国))が事業を展開していたが、Vertu Corporationの事業停止前にVertu Corporationと資本関係を解消しており、Vertu Corporationが事業停止後も独立した法人として事業を継続できた。
一時期はVertu Corporationと資本関係がない総代理店として活動したが、Vertu Corporationの事業停止後はVERTUの携帯端末に係る事業主体として事業を行うことになった。
その後にVertu Telecommunications Trading (China)の関係者が英国でVERTU INTERNATIONAL CORPORATIONを設立しており、事業会社をChengdu Vertu Business and Service Managementに移管および拠点を中国の首都・北京市から中国の四川省の省都・成都市に移転している。
VERTU INTERNATIONAL CORPORATIONは国際事業のために香港特別行政区でVERTU INTERNATIONAL TRADING CORPORATION (緯図国際貿易)を設立しており、2019年9月26日よりベトナムで国際事業を開始した。
国際事業は順次拡大しており、香港特別行政区でもVERTU Boutiqueを開設することになった。
スポンサーリンク