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台湾のHTC、2023年通期は12年ぶり増収に



台湾のHTC Corporation (宏達国際電子)は12年ぶりに増収を達成したことが分かった。

HTC Corporationは連結売上高の情報を更新しており、2023年通期は前年同期比0.21%増の44億1,800万新台湾ドル(約208億4,419万円)となった。

成長率は1%にも満たず、わずかではあるが、前年同期比で増収を達成したことになる。

HTC Corporationは業績の低迷が長期化している。

前年同期比では2011年通期に増収を達成以降は11年連続で減収を記録していた。

そのため、2023年通期は2011年通期以来で12年ぶりの増収となった。

なお、全盛期には2011年通期に4,657億9,600万新台湾ドル(約2兆2,044億2,149万円)を記録したため、2023年通期は全盛期の約0.9%にとどまることになる。

HTC Corporationの主要事業は携帯端末事業、第5世代移動通信システム(5G)事業、仮想現実(VR)事業、人工知能(AI)事業に大別できる。

携帯端末事業で急成長を遂げたHTC Corporationであるが、携帯端末事業の不信が業績の低迷に影響してきた。

携帯端末事業の不振を受けて、VR事業を主力事業として強化しているほか、5G事業やAI事業に参入して新規事業の模索にも努めている。

近年の携帯端末事業は新製品が少なく、ほぼ底まで落ちたため、もはやHTC Corporationの業績を左右するほどの規模ではなくなり、VR事業は伸び悩むも新規事業でカバーできたことがほぼ現状維持の増収を達成した要因と思われる。

詳細な2023年通期の連結業績は2023年第4四半期および2023年通期の決算説明会で発表する予定である。

HTC

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