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NTTドコモが5G国際ローミングの対象国を拡大、シンガポールやサウジアラビアなど



NTT DOCOMOは国際ローミングのWORLD WINGで第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式を利用できる5G国際ローミングのエリアを拡大したことが分かった。

5G国際ローミングでは無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成でNR方式を利用できる。

NTT DOCOMOは公式ウェブサイトで5G国際ローミングの対象となる国および地域と移動体通信事業者(MNO)を案内している。

2024年1月16日時点の情報に更新しており、新たにシンガポール、サウジアラビア、オーストリア、フランス、マルタ、ポーランド、スロバキアの5か国を対象に追加した。

対象の移動体通信事業者はシンガポールがStarHub Mobile、サウジアラビアがstcとして携帯通信事業を行うSaudi Telecom Company、オーストリアがMagentaとして携帯通信事業を行うT-Mobile Austria、フランスがBouygues Telecom、マルタがEpic Communications、ポーランドがT-Mobile Polska、スロバキアがSlovak Telekomである。

なお、StarHub Mobileを完全所有するシンガポールのStarHubにはNTT DOCOMOの完全子会社であるNTT Communications Corporationが資本参加している。

2023年3月1日時点でNTT Communications CorporationはStarHubの株式の9.92%を保有しており、StarHubの第2の株主となっている。

そのため、NTT DOCOMOおよびStarHub Mobileは間接的に資本関係を有することになる。

ほかにタイ、英国(イギリス)、カナダでは2024年1月16日までに5G国際ローミングの対象となる移動体通信事業者を順次追加したことも分かっている。

タイではAISとして携帯通信事業を行うAdvanced Wireless Network、英国ではVodafone、カナダではBell MobilityおよびRogers Communications Canadaが新たに対象の移動体通信事業者となった。

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