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NTTドコモが海外3社とOpen RANフィールドトライアル、SmartやStarHubなど



NTT DOCOMOはフィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるSmart Communications、シンガポールのStarHub (星和)、カタールの移動体通信事業者であるOoredooとOpen RANのフィールドトライアルを行うと発表した。

NTT DOCOMOは世界各地の移動体通信事業者とOpen RANの導入で協力している。

Smart Communications、StarHub、OoredooとOpen RANのフィールドトライアルを実施することで合意したが、内容はそれぞれ異なる。

Smart Communicationsでは2023年1月よりフィリピン国内のラボで実証実験を行い、フィリピンでは初めてOpen RANで複数のベンダの通信設備で構成する無線アクセスネットワーク(RAN)を効率よく制御するRANインテリジェントコントローラ(RIC)の実証実験に成功した。

実証実験の成功を受けて2024年にフィールドトライアルを展開することになった。

StarHubではOpen RANを用いた新たな事業の展開に向けてOpen RANの初期検証を行い、初期検証の実施後にフィールドトライアルを行う計画である。

Ooredooでは将来的なOpen RANの導入を見据えて4社の製品を組み合わせた仮想化基地局を開設する計画で、商用化を想定して屋内環境で2024年に検証を行う。

仮想化基地局のベンダの構成は集約装置と分散装置の機能を含む基地局ソフトウェアがFujitsu (富士通)、仮想化基盤が米国(アメリカ)のWind River Systems、アクセラレータが米国のNVIDIA Corporation、汎用サーバが米国のDell Technologiesとなる。

なお、Smart Communicationsを完全所有するフィリピンのPLDTやStarHubにはNTT DOCOMOが資本参加している。

StarHubは完全子会社でシンガポールの移動体通信事業者であるStarHub Mobile (星和移動)を通じて携帯通信事業を行う。

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