カタール国有のOoredoo、2024年Q1からNTTドコモや富士通とOpen RAN検証
- 2024年02月27日
- docomo-FUJITSU
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooは2024年第1四半期からNTT DOCOMOやFujitsu (富士通)などと協力してOpen RANの検証を開始することが分かった。
OoredooがNTT DOCOMOやFujitsuなどとOpen RANのフィールドトライアルを展開することはNTT DOCOMOから発表しているが、Open RANのフィールドトライアルに参加する米国(アメリカ)のWind River Systemsからは時期も開示している。
2024年第1四半期に屋内環境でOpen RANのフィールドトライアルを開始する予定である。
屋内環境に合わせて特別に調整したOpen RANの技術を試験するという。
カタールでは屋内環境で行うOpen RANのフィールドトライアルは初の事例となる。
Open RANのフィールドトライアルではFujitsuが集約装置および分散装置のソフトウェア、Wind River Systemsが仮想化基盤、米国のNVIDIA Corporationがアクセラレータ、米国のDell Technologiesが汎用サーバを供給する。
NTT DOCOMOが主要なシステムインテグレータを務める。
無線装置のベンダは開示していない。
Ooredooは株式の69%をカタール政府の関連機関が保有するカタール国有の移動体通信事業者である。
本社はカタールの首都・ドーハ市に所在する。
第5世代移動通信システム(5G)ではスウェーデンのEricssonから無線装置を調達している。
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