楽天モバイルが関東で3.7GHz帯の5Gを高出力化、エリアは最大1.6倍に
- 2024年04月19日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は通信品質の向上に係る取り組みとしてサブ6GHz帯(Sub6)の周波数である3.7GHz帯の周波数で第5世代移動通信システム(5G)のエリアを順次拡大すると発表した。
関東地方で固定衛星業務と干渉条件が緩和するため、2024年5月より3.7GHz帯の5Gを高出力化してエリアを順次拡大する。
3.7GHz帯の5Gのエリアは2024年中に順次拡大する計画で、2024年1月比でエリアは最大1.6倍まで拡大できる見込みという。
2024年5月からは関東地方で高出力化に伴い3.7GHz帯の5Gのエリアを拡大するが、2023年には近畿地方や東海地方でも同様の取り組みを実施した。
近畿地方では拡大前の約1.1倍、東海地方では拡大前の約1.7倍まで拡大しており、2024年には同様の取り組みを関東地方でも行うことになる。
なお、近畿地方には滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、東海地方には岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、関東地方には栃木県、群馬県、茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県が含まれる。
3.7GHz帯は既存免許人が運用する固定衛星業務と共用しているため、3.7GHz帯で5Gの基地局を開設する場合は干渉検討したうえで出力を調整して開設している。
引き続き干渉検討は必要であるが、干渉条件の緩和に伴い3.7GHz帯の5Gを高出力化できるため、同一の基地局数でもエリアを拡大できる。
Rakuten Mobileは3.7GHz帯で5Gの無線方式としてNR方式を導入しており、NR BandはFR1のn77として運用する。
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