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サムスン電子製のソフトバンク向け5G基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の基地局「SLS-BN01」が2024年4月3日および2024年4月10日付けで一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELECOM ENGINEERING CENTER:TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。

工事設計認証番号は001-A21141から001-A21147である。

Samsung Electronics製の基地局は汎用の型番で工事設計認証を受けているため、工事設計認証番号で機器を区別する。

2024年4月3日付けで工事設計認証を受けた001-A21141と001-A21142は特定無線設備の種別が証明規則第2条第11号の33に規定する特定無線設備で、FDD-5G-NR用基地局となる。

中心周波数は798MHz、帯域幅は10MHz幅となるため、700MHz帯で動作する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の基地局と分かる。

2024年4月10日付けで工事設計認証を受けた001-A21143と001-A21144は特定無線設備の種別が証明規則第2条第11号の22に規定する特定無線設備で、LTE(TDD)用基地局等に該当する。

中心周波数は3570.1MHzおよび3589.9MHz、帯域幅は20MHz幅となるため、3.4GHz帯で動作する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式の基地局である。

2024年4月10日付けで工事設計認証を受けた001-A21145から001-A21147は特定無線設備の種別が証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備で、TD-5G-NR(Sub6)用基地局となる。

001-A21145と001-A21146は中心周波数が3420MHzおよび3580.005MHz、帯域幅が40MHz幅となるため、3.4GHz帯および3.5GHz帯で動作するNR方式の基地局と考えられる。

001-A21147は中心周波数が3950.01MHz、帯域幅が100MHz幅となるため、3.9GHz帯で動作するNR方式の基地局と分かる。

いずれもSoftBank Corp.が割当を受けた周波数で動作する。

そのため、Samsung ElectronicsはSoftBank Corp.向けの4Gおよび5Gの基地局を開発していることになる。

総務省

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