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豪州のTelstra、パプアニューギニアへの通話を無料化



豪州(オーストラリア)の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraはパプアニューギニアへの通話を無料化すると発表した。

Telstraは2024年5月29日の0時1分からパプアニューギニアへの通話を無料化している。

無料化の期間は2024年6月5日の23時59分までとなっている。

なお、表記の時間帯はすべて豪州東部標準時である。

携帯電話ではポストペイドプランとプリペイドプランの両方が無料化の対象となる。

携帯電話のほかに固定電話も無料化を適用できる。

パプアニューギニアへの通話の無料化はパプアニューギニアのエンガ州ポルゲラ地区で2024年5月24日の未明に発生した大規模な地滑りに伴う支援措置である。

ポルゲラ地区はアクセスが困難な山岳地帯で、当初は地滑りの影響が明らかになっていなかった。

しかし、時間の経過につれて当初の想定を大幅に上回る被害の発生が分かり、2024年5月27日には日本国政府としてもお見舞いメッセージを発出するに至った。

パプアニューギニアは隣国の豪州と人的往来が多く、Telstraとしては豪州からパプアニューギニアの家族や知人などに通話料を気にせず連絡できるようパプアニューギニアへの通話の無料化することになった。

ポルゲラ地区では携帯電話の通信設備にも影響を与えていると推測できるため、Telstraはパプアニューギニア側の事情で通話できない場合があることに留意するよう求めている。

ほかにパプアニューギニアへの通話を行う場合は正しくパプアニューギニアの国際電話番号を入力するよう案内している。

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