ガーナの5G単一卸売網、JioやNokiaなどが参画へ
- 2024年06月02日
- 海外携帯電話
ガーナ政府は官民協力で第5世代移動通信システム(5G)を構築すると発表した。
ガーナでは5Gの展開で単一卸売網を採用したため、ガーナのNext-Gen Infrastructure Company (NGIC)に独占的な5Gの免許を付与している。
Next-Gen Infrastructure Companyは第4世代移動通信システム(4G)および5Gを構築したうえで、既存のガーナの移動体通信事業者に対して4Gおよび5Gを卸提供することになる。
Next-Gen Infrastructure Companyは官民が出資する合弁会社である。
少なくともガーナ政府、ガーナのAscend Digital SolutionsおよびK-NET、既存のガーナの移動体通信事業者(MNO)であるAT GhanaおよびTelecel Ghanaとして携帯通信事業を行うGhana Telecommunications Companyが資本参加することが決定している。
出資比率はAscend Digital SolutionsおよびK-NETの合計で55%となることが判明しており、ガーナの事業体で過半を保有する。
ほかにガーナ政府の直接的な出資比率は10%未満になるという。
インドのJio Platformsの完全子会社で米国(アメリカ)のRadisys Corporation、インドのTech Mahindra、フィンランドのNokia Corporationの完全子会社で同国のNokia Solutions and NetworksもNext-Gen Infrastructure Companyの事業に参画することが決定しており、Next-Gen Infrastructure Companyに資本参加する見込みである。
Next-Gen Infrastructure Companyは2024年半ばに5Gに対応した手頃な価格のスマートフォンと据置型無線LANルータを発売する予定で、5Gの卸売網をアフリカ各地に拡大することが目標という。
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