KDDIと共同事業を行うミャンマーのMPT、5Gトライアルを6月に開始へ
ミャンマー(ビルマ)の政府機関で同国の移動体通信事業者(MNO)であるミャンマー国営郵便・電気通信事業体(Myanma Posts & Telecommunications:MPT)は第5世代移動通信システム(5G)のトライアルを開始すると発表した。
ミャンマー国営郵便・電気通信事業体は2024年6月中に一部の地域で5Gのトライアルを開始する予定である。
5Gのトライアルを提供する詳細な日程と地域は改めてミャンマー国営郵便・電気通信事業体の公式ウェブサイトで案内するという。
ミャンマーのヤンゴン市に所在するMPT Sule Officeの屋上の鉄塔には5Gの基地局を設置していることが分かっている。
そのため、MPT Sule Officeの周辺は5Gのトライアルを提供する対象の地域となる見込みである。
ミャンマー国営郵便・電気通信事業体はKDDIの連結子会社でミャンマーのKDDI Summit Global Myanmarと共同事業契約を締結しており、共同事業契約に基づきKDDI Summit Global Myanmarと共同事業を行う。
KDDI Summit Global MyanmarはKDDIおよびSumitomo Corporation (住友商事)の合弁会社となっている。
KDDI Summit Global Myanmarに対する出資比率はシンガポールのKDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPOREが99.9%で、KDDIの連結子会社でKDDIが全額出資するミャンマーのKDDI Myanmarが1株を保有する。
KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPOREに対する出資比率はKDDIが50.1%、Sumitomo Corporationが49.9%である。
KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPOREおよびKDDI Summit Global Myanmarに対するKDDIの出資比率は過半を上回るため、いずれもKDDIの連結子会社として位置付けている。
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