KDDIがauのエリアマップを更新、Cバンド5Gの高出力化を反映
- 2024年06月28日
- KDDI-総合
KDDIはauの携帯通信サービスのエリアマップを更新した。
エリアマップはauの公式ウェブサイトを通じて公開しており、更新に伴い2024年5月末時点の情報を掲載している。
エリアマップでは2024年5月末時点の情報に加えて、2025年冬以降の予定も確認できる。
なお、エリアマップは沖縄県以外ではKDDI、沖縄県ではKDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)の調べによる2024年5月末以前のデータに基づき作成されている。
KDDIはサブ6GHz帯(Sub6)のCバンドの周波数である3.7GHz帯および4.0GHz帯で第5世代移動通信システム(5G)のエリアを拡大する計画を2024年5月末までに実施した。
3.7GHz帯および4.0GHz帯は固定衛星業務と共用しており、5Gの基地局は出力制限やアンテナ角度の調整を含めた干渉抑止の措置を講じて運用してきたが、2023年度末に既存免許人である衛星通信事業者の協力で地球局を移転したため、衛星干渉条件が緩和された。
そのため、KDDIは2024年4月から2024年5月に3.7GHz帯および4.0GHz帯で運用する5Gの基地局の高出力化およびアンテナ角度の最適化を行い、3.7GHz帯および4.0GHz帯で5Gのエリアを拡大する計画を進めた。
2024年5月末には3.7GHz帯おおび4.0GHz帯を利用した5Gのエリアは2024年1月末比で日本全国では1.5倍、干渉抑止の措置の影響を特に大きく受けた関東地方では2.8倍に拡大した。
2024年5月末時点のエリアマップでは3.7GHz帯および4.0GHz帯で5Gのエリアを拡大する計画を反映している。
なお、記載の情報は2024年6月28日時点の情報で、最新の情報は必ず公式ウェブサイトを確認されたい。
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