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米Apple、iPhone 14シリーズとiPhone 15シリーズで衛星通信の技適取得



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。

米国(アメリカ)のApple製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「A2881」、「A2885」、「A2889」、「A2893」、「A3089」、「A3093」、「A3101」、「A3105」が2023年11月30日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。

それぞれiPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、iPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxの型番である。

いずれも過去に工事設計認証を受けたが、2023年11月30日付けでは新たな特定無線設備の種別でも工事設計認証を受けた。

新たに工事設計認証を受けた特定無線設備の種別は証明規則第2条第28号の2の3に規定する特定無線設備で、1.6GHz帯/2.4GHz帯移動衛星通信システム用携帯移動地球局に該当する。

証明規則第2条第28号の2の3に規定する特定無線設備としては周波数は1610.2~1618.6MHzを日本国内で利用できる。

そのため、iPhone 14シリーズおよびiPhone 15シリーズはアップリンクで1.6GHz帯のLバンドを用いた移動衛星業務(Mobile Satellite Service:MSS)を日本国内で利用できるよう改めて工事設計認証を受けたことになる。

Appleが米国のGlobalstarと協力して提供する衛星経由の緊急SOSはMSSの衛星通信を利用しており、周波数はアップリンクでLバンド、ダウンリンクで2.4GHz帯のSバンドを用いる。

これまでに、衛星経由の緊急SOSは一部の海外領土を含めた米国、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、英国(イギリス)、豪州(オーストラリア)、オーストリア、ベルギー、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、スペイン、スイスで提供している。

日本では提供していないが、日本でも提供できるよう準備を進めていると思われる。

なお、Apple製のVSS6000-CS-04も同時に証明規則第2条第28号の2の3に規定する特定無線設備として工事設計認証を受けた。

総務省

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