タイのTrue Corporation、日本語を含む5言語でセルブロードキャストを配信へ
- 2024年08月04日
- 海外携帯電話
タイのTrue Corporationは日本語を含む5言語でセルブロードキャストを配信する計画であることが分かった。
True Corporationはタイの政府機関であるデジタル経済社会省(Ministry of Digital Economy and Society:MDES)、国家放送通信委員会(National Broadcasting and Telecommunications Commission:NBTC)、災害軽減局(Department of Disaster Prevention and Mitigation:DDPM)と協力してセルブロードキャストのシステムを開発したという。
試験環境では2024年1月15日にセルブロードキャストの配信の試験に成功したが、新たに5言語でセルブロードキャストを配信する試験を実施したことも公表した。
True Corporationが開発したセルブロードキャストのシステムは日本語やタイ語を含めた5言語で配信できるよう設計している。
外国語でもセルブロードキャストを配信することで、タイ国民とタイに滞在する外国人の安全を強化できるという。
なお、True Corporationのセルブロードキャストのシステムは配信時にカテゴリを国家警報、緊急警報、アンバー警報、公共安全、試験警報のいずれかに設定できる。
国家警報は最も重要な最上級の警報で、携帯電話サービスのカバレッジ内のすべての携帯端末に配信する。
緊急警報は地震や津波などの災害、アンバー警報は行方不明者、公共安全は公共の安全上の懸念を通知する目的で、配信の対象は基本的には特定の地域となる。
試験警報は試験や検証を目的とする。
True Corporationは同社のセルブロードキャストのシステムがタイ国民とタイに滞在する外国人の生命や財産の損失を減らし、タイ国民の生活の質を高めるとともに、長期的にはタイを訪問する外国人の信頼を強化できると期待感を示している。
タイでは2025年にセルブロードキャストの運用を開始する計画である。
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