シンガポールのM1が3Gを終了、19年半の歴史に幕
- 2024年08月01日
- 海外携帯電話
シンガポールの移動体通信事業者(MNO)であるM1は第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了した。
M1は2024年7月31日を3Gの最終提供日として2024年8月1日からシンガポール全土で3Gの停波を進める。
そのため、公式には2024年7月31日をもって3Gの提供を終了した扱いとなる。
M1はシンガポールで最初に3Gを商用化した移動体通信事業者である。
2001年4月23日付けで3G周波数利用権の取得に伴い事実上の3Gの免許を取得した。
3G周波数利用権では3Gの無線方式としてW-CDMA方式もしくはCDMA2000方式の導入を認めていたが、W-CDMA方式を採用することになった。
2005年2月17日にシンガポールで初めて3Gを商用化しており、約19年半の歴史に幕を下ろしたことになる。
これまでに、第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も提供を終了したため、2024年8月1日以降は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を提供する。
シンガポールの移動体通信事業者としてはSingtel Mobile SingaporeおよびStarHub Mobileも3Gの無線方式としてW-CDMA方式を導入しており、いずれも2024年11月より3Gを順次停波する予定である。
シンガポールではM1から3Gの提供を順次終了することになる。
なお、シンガポールの移動体通信事業者としてはSIMBA Telecomも存在するが、SIMBA Telecomは2Gおよび3Gを導入していない。
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