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楽天モバイルと協業検討のStage Xに周波数を割当せず、韓国当局が最終決定



韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は韓国のStage Xに対する移動通信用周波数割当対象法人選定取消処分を最終確定したと発表した。

科学技術情報通信部は移動体通信事業者(MNO)として新規参入するための周波数を割当する事業体の募集を行い、Stage Xを移動通信用周波数割当対象法人として選定していた。

しかし、周波数の割当に必要な事項の未履行を理由に移動通信用周波数割当対象法人の選定を取り消しする移動通信用周波数割当対象法人選定取消処分を発動することになった。

科学技術情報通信部が選定した弁護士が聴聞主宰者としてStage Xに聴聞を行い、聴聞調書を作成したうえで、Stage Xによる行政手続法で定める聴聞調書の閲覧、確認、訂正の手続きも進めた。

聴聞主宰者は移動通信用周波数割当対象法人選定取消処分を適切とする意見を提出したため、科学技術情報通信部では聴聞主宰者の意見を検討して最終的には事前通知した通りStage Xに対する移動通信用周波数割当対象法人選定取消処分を決定したという。

Stage Xに対しては移動通信用周波数割当対象法人選定取消処分の最終確定を正式に通知しており、Stage Xが周波数割当代価として納付した430億1,000韓国ウォン(約46億2,078万円)は全額をStage Xに返還した。

なお、Stage XはRakuten Mobile (楽天モバイル)や同社の完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)と携帯通信分野で協業を検討することで合意していた。

Stage Xの新規参入が消滅したため、Rakuten MobileやRakuten SymphonyとStage Xの協業も事実上消滅となる。

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