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日本版のPixel 9シリーズもハードウェアは衛星通信に対応



米国(アメリカ)のGoogleが発表したスマートフォン「Pixel 9」、「Pixel 9 Pro」、「Pixel 9 Pro XL」、「Pixel 9 Pro Fold」は衛星通信を利用する衛星SOSに対応した。

衛星SOSは商用化の時点ではアラスカ州とハワイ州および海外領土を除く米国に限り利用できる。

Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XLの型番はそれぞれ日本向けのJP版、米国向けのUS版、日米以外の国と地域向けのROW版の3種類ずつ、Pixel 9 Pro Foldの型番はJP版および日本以外の国と地域向けのROW版の2種類である。

米国の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証ではJP版を含む全部の型番が衛星通信でも認証を受けたため、ハードウェアとしては全部の型番が衛星通信に対応することになる。

なお、JP版の型番はPixel 9がG1B60、Pixel 9 ProがGWVK6、Pixel 9 Pro XLがGQ57S、Pixel 9 Pro FoldがGC15Sとなっている。

衛星通信はNB-IoTをベースとするIoT-NTNに対応している。

連邦通信委員会では周波数はBand 23およびBand 255で認証を受けた。

Band 23はSバンドの2GHz帯、Band 255はLバンドの1.6GHz帯で、いずれも移動衛星業務(Mobile Satellite Service:MSS)の周波数を使用する。

連邦通信委員会では原則として米国で利用できる周波数に限り認証を行うため、少なくとも米国ではIoT-NTNのBand 23およびBand 255で衛星通信を利用することになる。

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