カタールのOoredoo、ミャンマーから撤退を完了
- 2024年09月07日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooはミャンマー(ビルマ)から撤退を完了したことが分かった。
Ooredooは個別には発表していないが、2024年前半の業績の発表に伴いミャンマー事業の売却を完了したことを開示している。
ミャンマー事業の売却は2024年5月31日付けで完了していたという。
Ooredooは完全子会社でシンガポール法人の持株会社であるOoredoo Asian Investmentsの株式の全部をシンガポールのNine Communicationsに売却することでミャンマー事業を売却した。
Ooredoo Asian Investmentsはミャンマーで移動体通信事業者として携帯通信事業を行うOoredoo Myanmarおよびミャンマーで金融事業を行うOoredoo Myanmar Fintechを完全所有する。
そのため、Ooredooが売却したミャンマー事業にはミャンマーの携帯通信事業および金融事業が含まれる。
なお、Ooredoo MyanmarおよびOoredoo Myanmar Fintechはミャンマー法人の事業会社である。
Ooredooとしてはミャンマー事業の売却に伴いミャンマーから撤退を完了したことになる。
Ooredooは2022年9月8日付けでNine Communicationsにミャンマー事業を売却することでNine Communicationsと合意に達していた。
ミャンマー事業の売却を完了するためにはミャンマーの規制当局から承認の取得が必要で、承認の取得に時間を要したため、合意から売却の完了まで1年半以上も要することになった。
Ooredoo MyanmarはOoredooと資本関係を解消したことになるため、将来的には社名などを変更すると思われる。
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