マカオ特別行政区の携帯通信サービス、5G契約が6割超に
- 2024年10月31日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における電気通信分野の統計資料を更新した。
2024年8月末時点の情報を公表しており、携帯通信サービスの加入件数は1,436,700件で、2024年1月から8か月連続で増加している。
マカオ特別行政区政府は2024年6月末時点の人口を公表しており、マカオ特別行政区の人口は約687,000人となっている。
携帯通信サービスの加入件数と人口の集計時期には2か月の開きがあるが、マカオ特別行政区ではおおよその携帯通信サービスの人口普及率は約209.1%と分かる。
携帯通信サービスの加入件数は契約種別の内訳も公表している。
第3世代移動通信システム(3G)はポストペイド回線が16,600件、プリペイド回線が1,018件となった。
LTEはポストペイド回線が348,807件、プリペイド回線が180,465件である。
第5世代移動通信システム(5G)はポストペイド回線が673,690件、プリペイド回線が216,210件に達した。
ポストペイド回線とプリペイド回線の合計および占有率は3Gが17,618件で約1.2%、LTEが529,272件で約36.8%、5Gが889,810件で約61.9%を占めた。
なお、占有率は四捨五入を適用しているため、合計値は100%とならない。
5Gの占有率は2024年8月に初めて60%を上回った。
3Gおよび5Gは通信の世代で、LTEは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるが、郵電局は免許の種別に基づき表記している。
統計資料はマカオ特別行政区の4社の移動体通信事業者(MNO)を集計の対象とするが、マカオ特別行政区の移動体通信事業者であるSmarTone – Comunicacoes Moveis (数碼通流動通訊(澳門))は事業の終了を決定した。
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