バーレーンのZain Bahrain、Dual Band Massive MIMO無線装置を導入
- 2024年10月03日
- 海外携帯電話
バーレーンの移動体通信事業者(MNO)であるZain BahrainはスウェーデンのEricssonから調達したDual Band Massive MIMO無線装置を導入したと発表した。
中東の移動体通信事業者でEricsson製のDual Band Massive MIMO無線装置を導入する事例はZain Bahrainが初めてという。
Zain Bahrainが導入したEricsson製のDual Band Massive MIMO無線装置はAIR 3229である。
AIR 3229はMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置となる。
無線方式は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応しており、サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義されたFR1のTDDで分離した2の周波数に対応する。
瞬時帯域幅はそれぞれの周波数で200MHz幅となっている。
Zain Bahrainはサブ6GHz帯のTDDの周波数では2.5GHz帯と3.5GHz帯でNR方式を導入した。
NR Bandは2.5GHz帯がFR1のn41、3.5GHz帯がFR1のn78である。
Zain Bahrainが導入したAIR 3229はn41とn78のデュアルバンドに対応している。
これまでは、n41とn78で個別に無線装置を設置していたが、AIR 3229を活用することで、無線装置を含む基地局を構成する通信設備の設置を簡素化できるほか、都市部の物理的な場所を効率的に利用できる。
なお、Zain Bahrainはクウェートの移動体通信事業者でZainとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications Company (MTC)の連結子会社である。
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