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富士通が5G品質劣化を防止するAI技術を開発、11月より順次提供



Fujitsu (富士通)は第5世代移動通信システム(5G)を含めた携帯通信網の運用を高度化するアプリケーションを開発したと発表した。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(New Energy and Industrial Technology Development Organization:NEDO)の委託事業であるポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業で携帯通信網の運用を高度化するアプリケーションを開発したという。

携帯通信網の運用を高度化するアプリケーションには人工知能(AI)を活用して通信品質の劣化の防止や省電力化を実現する世界初の技術が含まれている。

Fujitsuは携帯通信網の運用を高度化するアプリケーションをO-RANの標準仕様に基づくFujitsuの運用管理システムであるFUJITSU Network Virtuora Service Management and Orchestrationに搭載して全世界の移動体通信事業者(MNO)に提供する予定である。

携帯通信網の運用を高度化するアプリケーションを搭載したFUJITSU Network Virtuora Service Management and Orchestrationは2024年11月より順次提供する。

Fujitsuは基地局を構成する無線装置を国際市場で展開した実績がある。

無線装置の展開で得た知見を活用してFUJITSU Network Virtuora Service Management and Orchestrationも国際的に展開するという。

なお、O-RAN標準仕様はOpen RANの標準仕様の策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEで策定した標準仕様のことである。

O-RAN標準仕様に基づく運用管理システムはO-RANアーキテクチャのService Management and Orchestrationで定義される無線装置を含む基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の運用や保守の最適化などを管理するシステムである。

Fujitsu

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